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ピッキング現場を発見した私が鍵について思うこと

私の友人の家に空き巣が入ったということで、空き巣に入られた翌日に家を見せてもらったのですが、ピッキング現場を発見したというか立ち会った私が鍵について思うことは、玄関の錠前だけはシッカリとした物でないといけないということです。おまけに、例え錠前にお金を掛けて高価でシッカリとした物を取り付けたとしても、ドア自体が頑丈でないと意味がないでしょうね。

近年の空き巣の侵入手口の中には、ドアノブの近くに充電式の電気ドリルで穴を開けてサムターン回しを行うというケースがあります。しかも、例えマンションの鉄製のドアとはいっても、ドア鋼板自体は厚さが1ミリあるかないかくらいなので、電気ドリルを使えば1分以内には穴あけが完了するでしょうね。こうしたドアの鋼板の厚みに関しては、車のボディーの厚みと同じようにどこのメーカーも似たり寄ったりといったところでしょうね。あるいは、ドアの隙間にバールなどの工具を挟み込んで、ドアやドア枠を変形させて無理矢理侵入するというケースも伺ったりもします。そうなると、どんなにピッキングが困難な錠前を取り付けたとしても意味がないでしょうね。

そうした近年の空き巣犯の手口を考えてみると、もはや錠前メーカーだけの話ではなくドアのメーカーや住宅建材及び壁材メーカーなどによる総合的な防犯対策が必要なのかもしれませんね。そんなことを考えていると、話が膨大になるだけで実際の時代の流れというものは、経費を節約するために昔よりも随分と華奢な住宅材料が使われているのが現状のようですね。そうなると、今置かれた環境の中でいろいろ創意工夫するしかないといえるのかもしれませんね。何だか話が飛躍し過ぎましたが、玄関ドアであればダブルロックは当たり前でしょうね。ちなみに、友人の家の玄関ドアはダブルロックではなかったようなのです。おまけに、錠前についてもピッキングされやすい防犯レベルの錠前だったようです。